人生の意思決定

【後悔しない選択】無職・フリーター・正社員のどれが一番結局メンタルに悪いのか【仕事辛い人必見】

2025年3月14日

10年後、後悔しない選択を。

こんにちは、ありぺいです。

最初に言っておきます。前置きクソ長いです。

ぼくは現在、企業勤めの薬剤師として働いています。


ちなみにHSP/INFJの超繊細さんです。(辛)

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この記事でわかること

  • メンタルに最も悪いキャリアの選択とは?
  • 仕事を1日でも長く続ける方法

薬剤師って聞くと、

いや資格持ってるんか〜い、人生楽そう

って思われがちですけど、これが全く以て違うんですね。

募集要件は大概、薬剤師免許必須。

資格必須の職場ってことは、それなりに周りがみんな優秀なんですね〜。

一方、自分は、本当に地頭がよくないので、狼に食われる子羊の状態です。

実際に、新卒で入った会社、2社目の薬局をそれぞれ二ヶ月で辞めてますからね。

薬剤師で多分こんなあっさい経歴、世界のどこを探してもいない。

で、その後は

薬とか使わんし、なんか薬剤師にそもそも興味ない(本当に)

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という親不孝さながらの理由で、趣味に没頭したり、ニートやフリーターを繰り返していたんですが...(資格ニート)

当然貯金は貯まらないんですよね。

で、29歳の人生節目の時に、このままじゃ色んな面でダメだと思って、もう一度薬剤師に復帰することに決めました。

俗にいう、「お金は重要じゃないけど、必要」という事実に、20代の終わりになってようやく気づいたわけです。

でも、ただ復帰するだけじゃこれまでの二の舞になるのは目に見えていた。
なので、なぜ自分は仕事が続かないのか認知のバイアスや弱み対策を本気で考え、就活に臨みました。

結果、30歳の今、薬剤師として順調に仕事を続けることができています。

今までの自分からすると、2ヶ月以上、週5・8時間労働が続いているなんて我ながら信じられない...

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社不すぎる自分から、仕事を続ける方法をあれこれ必死に調べ実践していくうちに、安定して仕事を継続できる自分に一変できたのですね。
なので自分でいうのもなんですが、発信内容にかなり説得力はあるんじゃないかなと思います。

今回は「無職ニート・フリーター・正社員のどれが一番メンタルに悪いのかをスコア化して、ランキングにしてみた」という、ちょっと残酷じみた内容です。

スコア化といっても、そんな病気のガイドラインとかじゃないのでね。
科学的根拠が~とか小難しい話は、さほどするつもりはないです。
というか今の情報過多時代においては、個人的体験の方が価値があると思ってるので、そちらに比重を置いて話していくつもりです。

人生の悩みは仕事と金が9割

さてみなさん「最近メンタル落ちてんな~」って思うこと、生きてたらありますよね?

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皆さんは一体何に悩んでるんでしょうか?

ぼくが衝撃的だったのが、こちらサイト↓の調査結果。
https://www.sona-mira.co.jp/articles/health/2023/08/ranking-worries.html

20代から定年まで、仕事と金の悩みがほとんど...。

よく「悩みの大半は人間関係だ」みたいに言われることもありますけど、結局人間関係って大部分が職場のことですし、金さえあれば解決できますしね(自由に生きれる)。

仕事辞めれば、今のしんどいメンタル解決!

実際、会社辞める時ってセ◯クス同様清々しい。

でも、ゆくゆくはお金で悩む(貯金が底つく)ことになりますよね。
まぁ当たり前ですが、仕事とお金の悩みって切り離せるものではないなと。

昨今は無職系YouTuberとか結構いますよね。
けど、時間の経過ごとに精神を病んでいったり、再就職することに決めました!
みたいな感じで、更新が止まってる人が個人的には多い印象。

逆も然りで、勢いで正社員辞めてYouTube始めました、みたいな人も増えましたよね。
彼らはというと、出だしはハッピーそうですが、やはり投稿ごとに精神病んでたり、思うようにチャンネルが伸びてないように見受けられます。

この現状を知らずに、思いつきで行動して、悩んでいる方が意外と多いです。(過去のぼく)

「好きなことだけして、生きていく。」っていうのが時代の潮流。
転職の広告を目にしない日はないですけど、果たしてそれで本当に幸せになれるのかって話。

要は、自由と幸せって、必ずしも比例しないのでは

なんか老害っぽく聞こえるかもですけど、

会社で働く文化を、どこか完全悪とする現状に物申したい
(フリーランスしか勝たん、みたいなね)

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今回の記事を見てほしい人

  • まさに今仕事が辛いor辞めようと思ってる人
  • 無職やフリーターで、将来への迷いがある人
  • 毎日家でぐうたらしてしまう人

結局、世の中金なので、人生における仕事の選択って割と重要だと思うんです。

うまくキャリアを決められないんだよな~って人に対して、この記事が、今後の生き方のひとつの指針になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

「楽な生き方=幸せ」とは限らない

まずみなさんに考えてほしいのが、楽と楽しいの違いについてです。

「楽」ってどういう状態でしょう?

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答えは、他人から幸せを与えてもらっている状態。一言でまとめるとインプット。

SNS、ゲーム、テレビ、漫画、(読書※場合による)etc...

どれも消費活動ですよね。

これらの何が悪いって、快楽をコスパよく得られるからこそ、慣れと飽きが生じやすい点にあります。

ここで注意したいのが、括弧で書いた「読書」

読書の恐いところって、簡単に勉強した気になってしまう部分にあるのかなと。

本一冊数千円かかるからこそ、お金をかけて投資してる感が意識の高さに結びついて、余計ポジティブに捉えがちなんですけど、「結局行動しないと人生変わらん」「現実変わらんから余計思考に逃げて満足する」みたいに、むしろジリ貧化していく危険性があるんですよね。

ぼくが過去振り返って思うのは、充実してないとか、人生うまくいってない時期ほどよく本読んでたなって感じます。

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もちろん、小説含めて本は脳にとってすごくいいんですけど、あくまで程度と質の問題。

後述しますが、インプットでは直接お金は稼げないどころか消費してしまうので、それだけやってても駄目だよねって話。

楽しい(幸せ)

次に楽しい状態ですが、これは自分で幸せを作り出している状態、アウトプットですね。

創作活動、仕事で収入を得る、楽器演奏、筋トレ、勉強、〇〇ができるようになる etc...

みたいな生産的活動のこと。

これらは、長期的な幸せにつながります。
自らやりたいことを選び、それに集中すると、時間を有意義に使えた感覚になれるんですよね。

はい、ここでよくある意見として

いや、どうせ人間死ぬんだから、「楽」して生きる方が合理的でしょ

とか言われますけど、まず、「楽」してたら資産がいつか底を尽きるので、長期的には必ず不幸になります

あと、80歳になって人生を振り返った時を想像してみてください。
「いやー、Xのあのつぶやき、まじで最高だったな」とかって思い出しますか? 

昨日の誰かがした投稿も、ろくに覚えてないのに。
総じて、与えられる幸せ(=インプット)は記憶にすら残りにくいってことです。

インプットは確かにその場は楽で気持ちいいです。
が、果たして10年後後悔するのは、どっちだと思いますか?

本当の意味で幸せになる方法

本当の意味で幸せになりたかったら、長期的な視点が重要ということ。

そのためには、インプットよりアウトプットを増やすことです。

でも、アウトプットってしんどい...

と感じる人がほとんどだと思います。

それもそのはずで、なぜなら日本の学校教育がインプット重視だからです。

「教師が壇上から授業を行い、生徒はそれを聞いてノートをとる」
といった構図に慣れきっていると、アウトプットの体験自体、ろくにしてこないで大人になります。

私はよくスタバに行くんですがね。
スタバってMacBookカタカタのイメージの人も多いと思うんですけど、実際はスマホでSNSか動画コンテンツを見てる人がほとんど。

あー、日本教育の弊害だな

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って勝手に思ってます。

じゃあどうやったらアウトプット重視の生活に移行できるかっていうと、アウトプットを義務ではなく欲求に変換することです。

欲求に繋げる一番の近道は、メリットを考えてみることです。

例えば、私はこのブログ発信をずっとしたいと思ってたんですけど、ずっと気が進まなかったんですね。
でも、メリットを明確にすることで解決できました。

ブログ発信のメリット

  • 収入につながるかもしれない→より自由な生活に近づく
  • 自分の生き方や考え方がまとまる
  • 発信力を鍛えることで自信・人脈が培われ、生きやすくなる

『~しなきゃ』が「~したい」になったら勝ちです。

仕事でいうと、出勤時間ギリギリで出社してたのが、始業10分前に着いて勉強するみたいな←今の自分

一見、「時間外だから損かも」って思いがちですけど、これが不思議と、長期的にみてそっちの方が仕事が続くんですよね。

会社員を「所詮、他人のビジネスに加担してる一員」とか「時間の切り売り」とネガティブに捉えている人ほど、仕事が続かないように思います。

【ランキング】無職ニート・フリーター・正社員のどれが一番メンタルに悪いのか?【体験談も踏まえて】

さて、前置きがバカ長くなりましたが、本題です。

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無職ニート・フリーター・正社員のどれが一番メンタルに悪いのかをスコア化して、ランキングにしてみた〜!

ランキングの定義は至ってシンプル。
各理由に対して、0~5の五段階評価で点数付けをして、数値が高いほどメンタルに悪いとしました。

みなさん、FPS (face pain scale)って知ってますか?

FPS (face pain scale):表情尺度スケール

患者さんの表情によって6段階で痛みの強さを評価する方法。

理系出身だからなのか、何でも数字で判断するのに馴染みがあるんですよね~。

今回はこれと同じ感覚。

個人のキャリアを振り返って、それぞれの立場から思うことを話していくので多少汎用性に欠けるかもですが。
「あ~そういう考えもあるのね」など、皆さんにとって新たな気づきが生まれたり、今後の生き方の参考になればと思ってます。

ただ、なるべく個人の体験を抽象化して汎用性を持たせることは意識しました。

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メンタル病む第1位:無職

さて、まぁ前置きで大体ランキングの想像がついてしまったかと思いますが、まずメンタル病む第1位が、無職です。

理由のスコア化(各5点満点)

  • 時間が有り余りすぎて逆に不幸 3点
  • あらゆる活動に対して、やる気が出ない 5点
  • やりたいことが大幅に制限される 3点
  • 貯金がどんどん減っていく感覚に耐えられない 5点
  • 年々、就職しづらくなる 5点

合計:21/25点

時間が有り余りすぎて逆に不幸

暇な時間が1日5時間を超えると不幸になるという研究があるように、自由と幸福って比例しないんですよね〜

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「一見仕事してると、昼間からビール飲んでる人って羨ましいな」とか、ふと思いがちなんですけど、やるべきこと=仕事があるって、いわば精神安定剤

辞めたら最初こそスカッとするんですが、無職期間が長く続くと必ずメンタル落ちていきます。(多分どんな人でも)

メンタル落ちる原因って、やっぱり考える時間が増えるからなのかなと個人的には思います。

人にはネガティブバイアスがあるので、思考する量とメンタルの悪化って割と相関するのかなと。

私は新卒の会社を退社後、2ヶ月ほど無職してたんですけど。
当時初無職を経験して相当病んでたのか、街中を歩いている時とか「自分以外、みんな敵」みたいな変なバイアスがかかってました。

「マナーの悪い人に過剰に注意が向いて、勝手に憤りを感じて、それを吐き出す先もなく、再びメンタル病む」という悪循環に陥ってました。

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社会と関わらないと、社会が味方ではなく敵に思えてくるので、適度な関わり合いは重要だなと学びました。

そして自由には、充実させるための責任が伴うのだなと。

会社からあれやれと言われてやることって、たとえ楽しくなくても会社のせいにできます。
ただ反対に、自分で決めたことをやって楽しくなかったら、全部自分のせいになるんですから。

セミリタイアも今流行ってますが、大富豪でもない限り「老後の前借りとイコール」なわけで、目的なく何もしないと、どんどん老けていきそう。

あらゆる活動に対して、やる気が出ない

時間があったら、ずっとやりたかったあれもやりたいしこれもできる

って多くの人は楽観して思いがちなんですけど、これが大きな落とし穴。

モチベーションは時間の量に反比例します。
締切効果ってあるように、人って結局、切羽詰まらないとやらないんですよね。

怠惰な生活の結果、自己規律が低下→短期的快楽に溺れる→根気のいる作業ができなくなる

ようは1日の中で区切りがあったほうがうまくいく。

会社で働いてる今は「朝9時に出社する、夜23時までには寝る」っていう制限時間があります。
オンとオフの境ができることで、一つ一つの作業に集中できるんですよね。

会社で働いている今と無職期間を比べてみても、圧倒的に前者のほうが生活にメリハリがあって幸せです。

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このブログ書くのも、無職で時間がある時ほどなぜかやらずに、Youtubeとかアマプラをダラダラみて1日が終わってました。
会社員の今の方が時間がないのに、夜の20時から30分程度、毎日継続してできてます。

読書量も働いている時の方がなぜか多い。
最近「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本が有名になったけど、自分はまるきり逆でしたね。

やりたいことが大幅に制限される

「世の中、お金じゃない」って思ってた時期もあったんですけど、結局、世の中お金です。

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お金があると、できることの幅が広がるんですよね。

旅行、習い事、投資、本を値段を気にせず買う、ファッションを楽しむetc...
家で作業に集中できなくても、カフェでお金を払って「集中」というリソースを買うこともできます。

こう言うと必ず出てくるのが以下の反論。

お金がなくても散歩とか図書館で十分楽しめる

もちろん、小さな幸せを噛み締めて生きるスキルは重要。

ミニマリスト的な生き方を反対する気はないですが、彼らが注意すべきだなと勝手に思っている点としては、無意識に感情に蓋をしているんじゃないかってこと。

  • 本当は日本中を旅したいのに、お金がないから質素な暮らしで妥協している。
  • ギターを人から習いたいけど、お金がないから今はその時期じゃないと考えて独学に専念する。

みたいな感じで、人生の可能性を先延ばししてるって考えると、お金って改めて、ないよりはあったほうがいいなと思うわけです。

貯金がどんどん減っていく感覚に耐えられない

お金の不足を感じるとIQが大幅に下がる、という研究が有名なように、無職ってお金が一方的に減っていくだけなので、精神的ダメージはかなり大きいんじゃないかなと。

しかも下がったIQで生活してると、街中やネット広告にすぐ踊らされて、さらに散財してしまうという悪循環。
社会はモノを買わせようと本能や欲求に訴えかけてくるので、逃れるのは至難の技。

自分も稼げてない時期にかぎって、なぜか部屋の家具や服を新調したりしてました。

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周りのアイテムが変われば自分も変化するんじゃないか、との思いだったんでしょう。

時間があればあるほど、インテリアなどの気に入らない点が目についちゃうんですよね〜。

一方フルタイムで働いてると、そもそも店に行く余裕がないからお金を使えない、ってなるんですよね。

年々、就職しづらくなる

無職は現状だけじゃなくて、未来への不安にも襲われます。

就職が年々難しくなるのは、誰もが周知の通り。

厚生労働省の「令和元年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、男性25~29歳で転職による就職率はすでに9.9%。

10人に1人の割合っていうと、資格かキャリア採用のどちらかが強いと思います。

またこのデータからぼくが思ったのは、転職して自分を変えようとか、働く意欲自体、年々低下するんじゃないかと。

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つまり、就職難易度どうこう以前に「そもそも母数が少ない」みたいなイメージ。

怖いな~と思うのが、28歳無職、29歳無職、30歳無職...って続いていくと、どうせ自分には才能がないし、このままのらりくらりの生活でいいや、って多分なりやすくなるなと。
人には現状維持バイアスがあるので、無職でいることのリスクって年々高まるなと思いました。

ここで一旦謝っておきます。無職の人、ごめんなさい。

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でも自分を客観視するって以外と難しいので(特に20代のうち)。
現状モヤモヤしてるとか、そういう誰もが抱く生きづらさを、この記事で解消できればなと本気で思ってます。

メンタル病む第2位:フリーター

次に、メンタル病む原因の第2位が、フリーターです。

理由のスコア化(各5点満点)

  • 忙しい割に稼げていない 4点
  • 底辺マインドになりがち 5点
  • やりたいことが中途半端に制限される 3点
  • 将来のビジョンが見えない 3点
  • キャリアアップが望めない 2点

合計:17/25点

ここでまず、この記事においてのフリーターの定義をしたいと思います。

一般的な定義としては、定職につかず、アルバイトで生計を立てる人。

今回ぼくがフリーターにまとめたのは以下の人たち

  • アルバイトで生計を立てる人(正社員登用を望んでいない)
  • アルバイト稼ぎ並みのフリーランス・自営業
  • 薄給の派遣社員

つまり雇用形態に関係なく、月給12万円前後(アルバイトの平均月収)の界隈をまとめてフリーターと、この動画では定義します。

忙しい割に稼げていない

フリーターの中には、生活のためにとバイトをいくつか掛け持ちしていたり、フリーランスであれば時間を気にせず働けるので、朝から夜中まで仕事してる人も複数いる印象です。

また、リゾートバイトなど住み込みで稼いでいる人も最近YouTubeで多く見るようになりました。

フリーのメリットとして「好きな時間や場所で働ける」なんてよく耳にします。
が、現実ははっきり言ってセルフブラックだなと個人的には断言できます。

知人のエンジニアはスキル習得のために深夜までパソコンに張り付いていて寝不足だったり、デイトレーダーは四六時中チャートを見ていないと稼げるどころか損をします。

ぼくが怖いな~と思うのは、生活と仕事の線引きが無意識になくなっている点かなと。

好きな時間に働ける、というか、人生=仕事みたいになっちゃってるイメージ

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「9時〜17時」みたいに労働時間が決まってない分、人生トータルで時給換算したらいくらなの?って話。

それが楽しいなら別ですけど、要は自分の力でお金を稼ぐって、人生を捧げるくらいハードってこと。

駆け出しフリーランスは時給数百円なことも多く、貯金との兼ね合いでメンタル病んで辞めていく人がほとんど。

フリーランスやるならそもそも余剰資金がないと、途中で精神的に力尽きます。
つまり、貯金を作ろうとかいう0→1思考じゃなくて、副業感覚や資産を最大化しようなど、1→♾️思考で始めるのが精神的にもいいってこと。

じゃあアルバイトや派遣はどうかというと、今月頑張った割になんか手元に以外とお金残らない、みたいな感覚によく陥りがち。
時間と収入が比例するからこそ、働いたという満足感は生まれるんですが、なにせ時給が安い。

これは割と真理だなと思うんですが、アルバイトや派遣の人で「この人余裕ある暮らししてんな~」って人を、リアルでもオンライン上でも見たことがないです。

口悪くてすみません...

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ただ結局薄給だと、どこまでいっても時間にもお金にも組織にも縛られるという結果に終始します。
長い目で見たらさほど自由じゃないってことですね。

底辺マインドになりがち

当然なんですけど、正社員の周りには正社員が、フリーターの周りにはフリーターが、ニートの周りにはニートが集まります

どこか階級の違いを人間は本能的に感じ取っているように思うのと、お金の有無によって参加できるコミュニティー(質)も正直差があります。

別に誰を責めたいわけでもないんですけど、勉強頑張ってる界隈にいたら「自分も勉強しなきゃな」ってなるのが自然で、集団の格差って結構深刻だなと個人的には思います。

スマホ触ってる友達の前で、マックブック開いて副業に集中できる自信があなたにはありますか?

nebel
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ぼくは協調性がないので全然できるんですけど、多くの人は周りの環境に流されます。

カフェに複数人で来てるのに、何時間もずっとスマホ触ってる一匹狼の人ってたまにいません?

悪いけど、本当に不思議なんですよね〜。
カフェって、作業するか会話しにくるモノだと個人的に思ってるんですけど、スマホずっと触るなら、それ家でもできるやんって。

せめて読書とかしたら世界広がるのになと思うんですけど。
彼らが、「スマホで実は副業バリバリしてました~」みたいなオチだと信じたいです。

やりたいことが中途半端に制限される

時給1000円台だとほとんど生活費に消えていくので、趣味にしてもビジネスにしてもできることが中途半端なんですよね。

ぼくの場合だと、独学でやっていたギターを「教室で習いたい」と思って、実際スクールに通うんですけど、大体一年続かないことが多かったです。

nebel
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理由は、やっぱり金銭面。
「冷静に考えて、月に4回ほどレッスン受けて数万円払うことが馬鹿馬鹿しいっ」感じて大体挫折しちゃうんですけど...
でも最近気づいたんです。本当に無駄なのは「中途半端にスキルに投資して、一向に成長しない自分」という事実に。

続けることで物事の価値が高まっていくことに、30歳になってようやく悟りました。(遅すぎ)
お金が理由で自分が大事にしたい価値観や行動を手放してしまうのは、よくよく考えたらかなり勿体無い。

あとは、飛びつく速度も大事。

チャンスとか好奇心、欲望には期限があって、お金のせいで大事な人生の選択を棒に振った人も少なくないはず。

迷ってるうちに条件面が悪くなったりしますよね~。

nebel
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将来のビジョンが見えない

会社で安定して働いていると「無職やフリーターの頃より、将来得する行動を多く取れるようになったな」とつくづく思います。

nebel
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時間があるなしってやっぱり関係なくて、お金のあるなしが精神的余裕につながるんだなと。

収入が安定しないと今を生きるのに必死で、それはつまり目先の利益に飛びつきやすくなるってこと。

「今が楽しかったらそれでいい」思考に陥りがち。

未来の自分を信じられなくなると、物事を継続するのが難しくなってきます。

ぼくはフリーター時代にwebデザインを習ってたんですけど、将来webで稼げてるイメージが不思議と全く湧かなかった。
でも今考えると、人は「今」を基準に物事を考えるので、「自分はスキルのないフリーターである」というマインドが未来の可能性を奪っていたかもしれません。

現在進行形の自己肯定感ってかなり重要だなと思います。

貧乏人ほどファストフードに行くという研究結果が示すように、目先の出費(損)をできる限り免れるために、健康という貴重な資本を犠牲にしてるのと一緒で、
「いかにお金をかけないでできるか?」思考は、本質的に重要な要素を排除してることも多いかもですね。

キャリアアップが望めない

キャリアアップを望まない人は近年増えています。
ただ、キャリアアップに興味がないと、仕事のモチベが低下して、毎日だらだら働いてしまうから危険というのが個人的見解。

重要なのは、本当に昇進やキャリアアップをするかどうかの話ではなくて、やったことがない層の仕事にも興味を持って働くということ。

工場の流れ作業を意識すると、時間の経過が永遠に感じて苦痛なように、人は成長の見込めない環境ではモチベーションを保ちにくいんです。

あなたは毎日のバイトや派遣を惰性で続けていませんか? 

nebel
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生活費のためと言いますが、実はそれも目先の話。
本当にお金のために働くなら、キャリアアップして早期退職する方がよっぽど効率的かつ合理的です。

いや、自分にはそもそも正社員の素質すらないし、何より責任感じて疲れる

って思いますか?

厳しく聞こえるかもですが、ほとんどの場合が、挑戦しない自分を正当化するための言い訳です。

ほとんどの人がプールで泳げます。飛び込む勇気がないだけです。理由は泳げないからではありません。「周りが誰も飛び込んでないから」です。

どうせ死なないんだから、とりあえず試してみてダメだったら再挑戦すればいいだけの話。
言い訳ほど現状維持を肯定する要素は他にありません

ぼくも以前は、趣味を優先させたいから仕事は単純作業でいい、と思ってた時期がありました。
ようは、仕事で使う脳のリソースを減らして、趣味に全力を注ぐイメージですね。

でも、最近気づきました。
趣味を働きたくない言い訳に使っていたと。

メンタル病む原因第3位:正社員

理由のスコア化(各5点満点)

  • 責任やプレッシャーを伴う(解決策あり) 5点
  • 転勤や異動がある 2点
  • 職場によっては残業や休日出勤がある 3点
  • ボーナスや退職金など福利厚生が充実(バカにならない) ー3点
  • サンクコストに縛られなくなる ー5点

合計:2/25点

正社員と言いつつも、ここでは以下の意味合いが含まれています。

  • 正社員登用を前提に働いているフルタイマー
  • 高時給の派遣社員(時給2000円以上)(資格保有者)
  • 安定して高い収入があるフリーランス・自営業

雇用形態に関係なく、正社員並みに稼げている(年収350万円以上)人たちをまとめて正社員とこの記事では定義します。

責任やプレッシャーを伴う(解決策あり)

正社員の何が一番しんどいって、「責任を重く感じる」これに尽きると思います。

特に会社とか組織アレルギーの人は、給料落ちてもパートタイマーを選ぶ人が多いと思います。

nebel
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ぼくもとにかく仕事に責任を持ちたくないので、これまでずっと正社員という雇用形態を避けて仕事を選んできました。

でも、アルバイトや派遣にしても、一人暮らしで生活を考えた場合、自然とフルタイムに近い形で働くことになるはず。

拘束時間は正社員とほぼ同じでも、ボーナスや退職金、固定給は正社員にしかない特権。

ここで考えたいのが、責任の重さとは?です。

退職代行サービスが流行っているように、正社員もいざとなればすぐに辞められます笑。

あなたが役員でもない限り、急に辞められても会社としては正直大して困りません。
もし平社員のあなた1人辞めて体制がぐらつくような組織は、リスク管理ができてなさすぎ...としか言いようがない。

そう考えると、正社員の責任って意外と時給制労働と大差ないんでは?

そもそも、責任とは所詮、他人から向けられた期待値の量です。

つまり、無理に応えなくていいです。

よく「会社のストレスで禿げる」みたいな呟きなんかを耳にしますが、人生は本質的には自分だけの旅。
他のあらゆるものは仮想現実くらいのイメージで考えてもらっておk。

会社で働くというのは実にシンプルです。

自分にとっての目的や欲しい資産の額だけを考えて、そこに向かってただ業務をこなして稼ぐだけ。
誰に邪魔されようと、人間関係で揉めようと、確固たる目標があればあなたは会社の椅子に座っていられるはず。

「責任」っていう言葉の重みだけで正社員逃れするのは、収入の面ではっきり言って非効率この上ない。

いやいや、アルバイトとか派遣より覚えることも多すぎでしょ

と反論したくなるかもですが、対処法があります。

意外と盲点なのが、正社員登用という選択肢。

正社員登用はある程度の業務を理解した上で正社員になれるし、人間関係もすでに築いているのでストレスはかなり低いはず。
企業側としても、ゼロから正社員を雇うコストを削減でき、双方にとってメリットしかないです。

時給労働でも長い目で見て正社員になれるなら、生涯賃金の差なんてすぐ埋まりますよ。

それよりも「正社員じゃないとだめ。でも自分にはキャリアがないから転職に不安が...」と嘆く時間の方がもったいないです。

転勤や異動がある

ボクの今働いてる会社は転勤や異動がないですが、正直あったほうがいいというか、転勤がある会社って羨ましいとすら思ってしまいます。

nebel
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その一番の理由が、人生のマンネリ化を防げるということ。

同じ場所に定住していると、人はすぐ現状維持に走って、毎日の生活に変化がなくなります。
刺激のない生活は、人生の充実度を大幅に低下させる要因

一方、会社による転勤や異動があれば、半ば強制的に住む場所が変わります。

住む場所が変わると思考が変化し、新たな気づきが得られ毎日に活力が生まれます。

しかも会社都合による異動はほぼ手当が出るので、無料に近い形で引越しできます。

引越しって普通にすると20万くらいかかると思うので、かなり儲け物だなと...

nebel
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職場によっては残業や休日出勤がある

無職やフリーターのように自由時間がありすぎるのも問題だけど、なさすぎるのも健康上良くない。

(残業代を払わない企業は論外として)いくら稼げるからとはいえ、自分の時間を第一優先にしないと長期的に働くことは難しくなる。

働きすぎのデメリット

  • 新たなスキルを学ぶ時間が取れない
  • 人生の楽しみを先延ばしにしがち
  • 健康を損なう(月60時間を超える残業で、健康障害やうつ病などのリスクが高まる)

一方、残業には意外とメリットもあります。

残業のメリット

  • FIRE(早期リタイア)を早めることができる
  • 残業代は通常より時給が上がる
  • 仕事に対してやりがいを持てる

残業のメリット・デメリットをバランスよく活用していきたい

nebel
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ボーナスや退職金など福利厚生が充実(バカにならない)

パートタイマーと正規雇用者の生涯年収の差は、女性の場合約1億円、男性の場合約2億円と言われています。

長い目で見たらかなりの格差ですよね...

nebel
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例えば正社員で年間にボーナス40万円あるとしたら、40万ってアルバイトで言うと2ヶ月くらいフルで働くのと同じくらいの額です。

つまり単純に言うと、正社員と非正規では、年間で2ヶ月くらい寿命の使い方に差が生まれるということ。
40年働くとしたら、2ヶ月×40年=80ヶ月=約6年5ヶ月

年収が40万円違うと、約6年5ヶ月余分に働かないと同じ待遇を享受できないということです。

6年5ヶ月っていうと、各地旅行に行ったり何かを極めるには十分すぎるほどの時間です。

そう考えたらお金の力ってほんと恐ろしいですよね...

nebel
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お金持ちほど自己投資しているのは、お金で時間を買っているからです。
一方、時間があってもお金がないと、精神面の理由しかり自己投資は難しいです。

「時間があればそれだけ時間を好きに使える」と多くの人は思いがちですが、実際は違います。
そうではなく「お金があるほど真の意味で余裕が生まれ、時間を好きに使える」んです。

サンクコストに縛られなくなる

お金を稼ぐ、なんて守銭奴みたいで嫌だ

と嫌悪したくなる気持ちは分かります。

ただ「お金=悪」というマインドだと、一生お金に困ることになります。

スピリチュアルみたいに聞こえるかもですが、お金の心配があなたの思考の何割を占めているか、考えたことはありますか?

  • こっちの商品とあっちの商品...コスパ的にどれにしよう。
  • 友達と遊ぶ際は、関係の深さでどれくらいお金を使うか頭を働かせる
  • 気になるイベントがあるけど、片道2000円もかかるのか...

気づきましたか?
どの選択をしたとしても、あなたは後悔する確率が高いです。

お金を使った場合

  • 商品Aが家に届いたら、直後にセールで他の商品の方が安くなってて落ち込んだ。
  • 人間関係が打算的になって、中途半端にしか楽しめない。
  • 交通費4000円かけた割に、全然楽しめなかった。

お金を使わなかった場合

  • 商品を選んでいて気づいたら3時間も経過していたが、結局何も買わなかった。何と戦ってたんだろ...
  • 値段的に買えなかった商品のことがいつまでも気になる...
  • 貯金するために金銭的メリットが得られない人との縁を一時的に切る。するとだんだん疎遠になって、連絡先からも消してしまう。お金を稼いだ後になって、人間関係が幸せにとって大事と知りひどく後悔した。
  • 片道2000円なんてすぐ取り返せる金額なのに。イベント行った方が良かったな...

お金がないと、あなたは常にサンクコスト(すでに投資した時間や金額にばかり目がいく)に支配されることになります。
つまり、お金の不安があると、人生の選択を後悔しやすいということです。

お金の心配がなくなると、人生の質が向上し、自分が本当にやりたいことに集中できます。↓

  • (本当の意味で)時間に余裕ができる:お金がある→働く必要性が減る→趣味や旅行、人間関係、自己スキルに多くの時間を投資できる
  • 心の余裕が生まれる: 経済的な不安から解放→精神的ストレスが減る
  • 自由に挑戦できる: 起業、クリエイティブな趣味、リスキリングにはお金がつきもの。お金があると失敗を恐れなくていいから、過去の全てが学びと捉えられる。
  • 人とのつながりを大切にできる: お金があると性格が寛容になり、人間的な価値が増すので、人付き合いが良くなる=生きやすくなるサイクル
  • 健康的になれる: 良質な食事や医療、睡眠器具はそれなりに値段がする。お金があれば健康への投資が加速し、より質の高いライフスタイルを送れるようになる

予想以上に、お金が精神と肉体に良い影響を与えるんですねぇ...

これでもまだ、あなたは「世の中、金じゃない」といえますか?

nebel
nebel

さいごに

今回は「無職・フリーター・正社員のどれが一番結局メンタルに悪いのか?」を自分の体験談踏まえてまとめてみました。

長文でとりとめのない内容になってしまった感がすごいですが、要は、

記事のまとめ

  • 目先の利益を優先しすぎると人生損する
  • 時間的余裕より、金銭的余裕のほうが重要
  • 楽と幸せはイコールではない

こんな感じのことを伝えたかったです。

今キャリアで悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです。

  • この記事を書いた人

nebel

高知県生まれ。企業勤め薬剤師。
『情報に“ぬくもり”を込める』をモットーに発信しています。
あなたの日々のモヤモヤを解消する、そんなブログです。

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