当ブログの詳細

当ブログ「選択と集中」についてご紹介します。

コンセプト

『人生は「選択と集中」により充実する』

突然ですが皆さんに質問です。

人生が充実している人の条件とは何でしょうか?

ありぺい
ありぺい

答えは、何かに没頭して生きている人、です。

しかし、モノも情報も溢れた現代です。
何かに打ち込むことはこれまで以上に難しくなりました。

なんでも選んでできるというのは、一見すると自由に感じます。
ところが選択肢が多いと、ヒトは選択そのものを放棄する傾向にあります。
これを選択のパラドックスといいます。

結果、完璧主義や先延ばし、「やりたいことがない」という現代特有の悩みが生じます。

夢中に生きるには、選択肢を絞る、周りに流されず行動する、この2つの力が必要です。

世の中の99%のことはノイズです。
そして残念なことに、それらどうでもいいことに流されて生きるほど、ぼくたちの人生は長くありません。

自分自身の価値ある人生に集中し、心から満足して一生を終える。

ありぺい
ありぺい

そんな社会を創ることが、ぼくの理想です。

「選択と集中」が求められる理由

さて、現代では無気力な若者が増えているといわれていますが、なぜでしょうか?
これまでのどの時代よりも便利で満たされた生活を送っているにもかかわらず、日本人の鬱やストレスの割合は年々増え続けています。

令和6年 厚生労働白書「精神疾患を有する外来患者数」

精神障害患者がここ数年で急増している原因は明白で、「街中で一斉にスマホを触っている光景」が全ての答えです。

スマホの利用時間が長くなるほど不幸になる、という研究結果があります。
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/02654075231158300

論文の内容を一言でまとめると

スマホを使う人ほど、心理的幸福度と社会的つながりの両方が低下する。

スマホ=不幸になる理由として、以下の2点があげられます。

  1. 選択肢が多い
  2. 集中力の低下

まず、選択肢が多いほどヒトは不幸を感じやすくなります。

選択肢が多いデメリット

  • 選択後の後悔と期待が増える→満足感の低下
  • 比較依存による自己肯定感の喪失
  • 完璧主義が助長され、多くの時間を無駄にする
  • 心理的プレッシャーや決断疲れを起こす→迷いやストレスの増加
  • 結局いつもと同じ選択をしてしまう(決定回避の法則)→人生変わらない


選択肢が多いと、ヒトはあらゆる可能性を考えてしまい、結果、動けなくなります。
現代人は、総じて「考えすぎ」です。

考えすぎる→行動しない→考える時間が増える

上記の無限ループに陥っている人が、いかに多いか。

情報、モノ、人間関係さえも無数に選べるのが現代です。

そのような社会の仕組みに流されていると、主体的に行動して生きることからどんどん遠のいていきます。

ありぺい
ありぺい

次に、集中力の低下もヒトを不幸にします。

集中力低下(マルチタスク)のデメリット

  • IQや生産性、創造性が大幅に低下
  • ストレスホルモンの増加→脳細胞の壊死、認知機能低下、注意力低下、うつ病のリスク増大
  • テクノロジー(効率化)への依存度が高まる→長期視点、内省思考ができなくなる
  • 怒りや悲しみなどのネガティブな感情が生じる
  • 人間関係の破綻

集中力とは、目の前のひとつの作業に意識と能力を専念する力です。
いわゆるシングルタスクのことですね。

シングルタスクの反対がマルチタスクです。
悲しいことに、デジタルデバイスの普及により、現代人はマルチタスクが習慣化しています。

集中力を削ぐ主な要因

  • 睡眠、栄養、運動不足
  • 気が散りやすい環境
  • 慢性的ストレス
  • 興味やモチベーションの低下
  • 過去の後悔や未来への不安

集中力を削ぐ要因は外的刺激(モノや情報)の多さだけでなく、内的要因も含まれる点がポイントですね。
また、食事・睡眠・運動などの、基本的な生活習慣が集中と関係している点も見逃せません。

デジタル依存→時間が溶ける感覚→マルチタスク

上記の悪循環にはまっていないでしょうか?

モノも情報も、今後増えることはあっても、減ることはありません。

ありぺい
ありぺい

つまり「選択と集中」のスキルは、将来的にますます重要になってくる、ということです。

「選択と集中」で人生充実する理由

自己実現は人生の充実に欠かせません。

にも関わらず「無気力」と同じくらい現代に多いのが、「やりたいことがありすぎる・やりたいことがない、またはわからない」人です。

上記の悩みは、人生の選択肢を減らし、集中力を高めることで解決できます。

「やりたいこと」で悩む人のメカニズム

  • 人生の選択肢が多い集中力が分散→やりたいことがありすぎる・選択そのものを放棄(やりたいことがない、またはわからない)
  • やってみる→集中力がない→続かない といったサイクルを繰り返す=やりたいことがない

「やりたいことがない、またはわからない」というのは、単に自分自身への言い訳にすぎません。

また自己実現という意味では、「毎日頑張っているはずが、何かを成し遂げた感覚が一生得られない」と嘆く人も多いです。

ここで強調したいのが、リスクを取れるかどうかの違いが結果の差を生む、と知ることです。

ブログを本気で書きたければ、ギターの練習や英語学習を諦める必要があります。

もし、ブロガーとギタリスト、海外で稼ぐ人を同時に目指している人がいたら、あなたは何とアドバイスしますか?
「いや、どれかひとつに絞ったら?」こう伝えると思います。

他人に対しては冷静になれるのに、意外と多くの人は何でもかんでもやろうとします。

誰もリスクを取りたくないからです。
自分の選んだ人生が間違っていたら、後で後悔することになります。
だから多くの人は選択肢を絞ったり、目の前の作業に集中できないんです。

でもはっきり言いますが、そのようなリスク回避的行動をいつまでも続けていたら、誰にとっても(自分も含めて)印象に残らない人生になります。

以下のうち、あなたにとってどの人物が魅力的に映りますか?

  • 専業投資家で、投資以外全く興味がない。家事や料理が一切まともにできない。
    ただ、投資についてならなんでも答えられる。
  • 日本料理店で調理師を10年している。不器用でいまだにミスも多い。
    休日は職人に料理を教わっている。
  • 副業として投資で稼いでいる。調理師免許を持っており、飲食店で正社員をしている。
    休日は英会話にも通っているので、日常レベルだが英語も話せる。

おそらく前者2人が印象に残ったんじゃないかと思います。
ここで重要なのが、才能や能力の有無は魅力度とは関係がないということです。
本当に大事なのは、できるかどうかではなく、一貫性があるかどうか。
最後の人は一見すると、器用に幅広くこなせて羨ましがられそうです。
ただ、どの生き方をしたいかと聞かれると、前者を選ぶ人が多いのではないでしょうか?

理由は簡単で、リスクを取れる人は稀少だからです。
稀少性に人は価値を感じるのであって、ブランド品も量販店で雑多に売られていたら魅力は半減します。

フォーカルポイントという言葉をご存知でしょうか?
フォーカルポイントとは、視線を集める場所や目を引く点を意味する心理学用語です。

例えばスポーツ選手は、試合中に心が揺らいだ際、ある一点を見つめることで集中力を高めたりします。
インテリアでは、目をひくアイテムを効果的に配置することで、おしゃれに魅せたり、部屋全体を引き締める効果があります。

周囲の意識をそらすことで、大事なものに集中する、まさに「選択と集中」の概念に当てはまります。

人生も同じで、フォーカルポイントを意識して生きると、迷いや不安を減らせます。
そしてその、あなたの人生にとって大事なこととは、やりたいことというより、やるべきこと(使命)に近いです。
(※ここでいう「やるべきこと」は、外部から強制されるものを除く)

やりたいことは生きていたらコロコロ変わります。
それに現代では、広告やSNSによって、やりたいこと=やった方がいいこと、と勘違いしやすいです。

一方やるべきことは内発的モチベーションが原動力なので、長続きしやすいです。

一貫性のある人が魅力的であることからも、やりたいことより、やるべきことを選んでそこに集中した方が素敵に生きられそうです。

まとめ

  • やりたいことで悩む人の大抵は、選択肢を減らして目の前の作業に全力で集中することで解決できる
  • 人の魅力度は、能力や才能ではなく、一貫性や希少性によって決まる

さいごに

ここまで読んでくれてありがとうございます。
人生における「選択と集中」の大事さを理解して頂けたら、この記事を書いた甲斐があります。

ぼく自身ブレやすい性格なので、これまで多趣味な生き方や、転職を繰り返してきました。

結果どうなったかというと、いまいち人生がパッとしない。
特別不幸ではないけれど、どうも熱量というか、生きてきた実感が得られないんです。

何より、自分の過去を語る際にうまく言葉が出てこないのが一番のコンプレックスでした。(なので自己紹介はめちゃくちゃ苦手(笑))

充実して生きるための要素を本気で考えた結果、「選択と集中」という概念に行き着きました。
今では、ブログ・筋トレ・仕事と、やるべきことを明確にしていて、忙しくても毎日習慣化できています。

やるべきことを5年続けることが今の自分の目標です。

現時点は30歳なので、5年後は35歳。
人生は35歳までに決まるとよく言われているので、この5年が勝負だと本気で考えています。

5年というと、何かを積み重ねるには十分すぎる時間です。

5年後、胸を張って「自分はこういう人間です」と、シンプルな自己紹介ができるよう、今を全力で生きます!


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