ありペいです。
この記事では『あなたがドーパミン中毒から抜け出せない本質的理由な理由を5つ』紹介していきます。
- SNSやネットの情報をついつい見てしまって、やるべきことを後回しにしてしまう…
- 健康に悪いとわかっているのに、お菓子やジャンクフードを食べる習慣がどうしてもやめられない…
現代人は毎日こんな状態で苦しんでいると思います。
悩みというより、もはや「慢性的な病気」とすら言えそうですよね。

ドーパミン中毒から抜け出す最初のステップとして、ぜひ最後まで見てくれたら嬉しいです。
Contents
悩みの9割はドーパミン中毒

「悩みの9割は人間関係」という言葉を、みなさん一度は聞いたことがあると思います。
心理学者のアルフレッド・アドラーが述べた言葉です。
ただ現代では、「悩みの9割はドーパミン中毒」であると僕は思います。
昨今では「人間関係リセット症候群」という言葉も流行っています。
事象の良し悪しは別として、今のようなSNSや転職、マッチングアプリが主流の時代は、人間関係で困ったらいつでも関係を外したり調整ができます。
その意味で、人間関係で悩むことが少なくなってきてると思うんですよね。
反対に、それらSNSやアプリ、サイトがあまりに身近になりすぎたせいで、その手軽さに依存して、ドーパミン中毒になってしまう人が増えてきていると思います。
ドーパミン中毒のメカニズムや原因について話している情報発信者は世の中多くいますが、彼らの多くは、外的要因について話してるんですよね。
例えば、SNSのいいね機能や不確実性に問題があるとか、です、
確かに、テック企業の仕掛けた罠に、僕たちは愚かにも自ら毎日ハマっていってるわけです。
ただ、一度こう、自分に問いただして欲しいんですよね。

「確かに依存しやすい世の中だけど、自分にも原因はあるんじゃないか?」
つまり、外的要因だけじゃなく、内的要因にも目を向けて欲しいということ。
この内的要因に目を向けずに、「自分は意志力の弱い人間だからしょうがない」って悩んでいる方や諦めてしまってる方が、世の中ほんとに多いんです。
今回の記事をみると、自分にとって何が原因で、SNSやジャンクフード、無駄な買い物などのドーパミン依存に関わる行為やめられないか、がわかります。
ドーパミン中毒になってしまう内的要因を知れば、そこで初めて問題意識が生まれます。
今後の解決策がひらめくきっかけにもなると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
あなたがドーパミン中毒から抜け出せない本質的な理由5つ
結論からお伝えすると、あなたがドーパミン中毒から抜け出せない本質的な理由としては、5つの「ない」が関わっています。
5つの「ない」
- 知識がない
- 目標がない
- 主体性がない
- 時間感覚がない
- お金がない
この5つです。順番に説明していきます。
①知識がない

まずは、①知識がない、に関して。
これは主に、ネットやジャンクフードなどを常用するデメリットを知らないどころか、むしろ「手軽に暇を潰せるよね」とか、「使うほど幸せになれる」と、勘違いしている状態を指します。
つまり、ドーパミンに依存している現在の生活を普通に感じていたり、特別日常生活に危機感を持っていない状態です。

日常に不快を感じていないなら、別にいいじゃん
と思うかも知れませんが、そのまま快楽に流されていると、間違いなく人生後悔します。
続けた先にどんな未来が待っているかを知らないと、ぼくたちは今しか見えないので「今楽しいことをやる」という基準で行動を選びがちになります。
例えば「スターバックス・フェーズ」という言葉をみなさんご存知でしょうか?
これは、メグ・ジェイさんという方の「人生は20代で決まる」という本で紹介されていた言葉です。
簡単に言うと「スタバ店員さんのように、見た目重視でアルバイトを選び、だめならやり直せばいいと考える20代特有の考え方」を指します。
スタバ店員さんが楽な仕事だと言いたいわけではありません。
問題なのは、スターバックスで仕事をすることが、10年先の自分を幸せにする行動かどうか、ということです。

未来のことなんてわからない
と考えるかも知れませんが、知識があればある種の未来は予測する事ができ、今の行動を正しく修正できるようになります。
スタバの例で言えば、非正規と正規の収入格差に目を向けるとわかりやすいです。
パートタイマーと正規雇用者の生涯年収の差は、女性の場合約1億円、男性の場合約2億円と言われています。
1億や2億というと、人生でやれること・挑戦できること・楽しめることにかなり差が出てくるのは想像に難くないと思います。
このように、知識がないうえでの選択は、長期的な損を生む事が多いです。
- SNSをずっと見ていたら資格勉強に手がつかず、もう3年連続で試験に落ちている→収入が上がらない
- お菓子ばかり食べていたら運動もしなくなった=うつ病や肥満で病院に通うことが多くなる→医療費の負担が増える
上記のような例は枚挙にいとまがありません。
知識がないと自制が効かず、人はより本能的になるので、快楽に流されやすくなると覚えておきましょう。
②目標がない

目標がないと日々のモチベーションが低下し、無駄な時間やエネルギーを買い物やSNSに浪費しやすくなります。
- いくら自制心がある人でも「健康的な身体になる」という目標がないとジャンクフードを食べない理由がない
- 「YouTubeに月8本動画投稿する」という目標がないと、SNSで時間を消費する側に回る理由をいくらでも正当化できる
つまり、何かを我慢する自制の能力は、目標とセットで初めて効果を発揮するということ

あなたがついダラダラしてしまうのを辞められない理由は、日々の目標がないからです。
目標がないから、楽にドーパミンを得られる目の前の欲求に逃げているんです。

いや、楽に生きて何が悪いの?
こう思いましたか?
では、この質問を自分にしてみて下さい。
今のその楽な状態で生きて、あなたは心から毎日楽しくて幸せですか?
こう言われると、ほとんどの人の答えはノーだと思います。
なぜなら、楽と幸せはイコールじゃないからです。
ではどのような状態が幸せかと言うと、ひとつは「物事が前に進んでいる感覚」を感じている」状態です。
人間のモチベーションが一番高まるのは、この「物事が前に進んでいる感覚」であることは科学的に証明されています。
そして、この「前に進んでいる感覚」は、そもそも目標やタスクが明確化されていないと感じることができませんよね?
SNSと読書で充実感が異なるのは、この感覚の違いが原因です。
SNSは情報が無限なので、いくら知識を得ても身についたという満足感につながりません。なので永遠にスクロールしてしまいます。
反対に読書は終わりのページが決まっているので、読んでいる間もゴールを意識でき、充実感を得ながら内容を読み進める(情報を得る)ことができます。
目標がないと、「前に進んでいる感覚」を人生単位で得られないので、気を紛らわすために、SNSや余計な買い物など、ますますどうでもいい行動を人は選びやすくなります。
③主体性がない

そもそも主体性とは何でしょうか?
主体性とは、自分なりに考えて行動し、自らの結果に責任を持つ姿勢や能力のことです。
つまり、自分の人生における「思考→行動→結果」の一連の流れを自らコントロールできている状態です。
主体性がないと社会に流されて生きてしまい、際限なくあなたの時間やお金が会社に奪われて消費されます。
- 欲しくもない服をセールで買ってしまった
- ネットゲームに気づいたら5時間のめり込んでいた
こういった経験は皆さん1度はあると思います。当然、1日の終わりに後悔します。
主体性がないと簡単に思考を他人に操られ、満足しない結果に終わってしまう

周主体性がない危険性を理解している人は少ないからこそ、電車に乗ると9割の人がゾンビのようにスマホで漫画やニュース記事、メッセージアプリを読んでいます。
反対に、例えば筋トレは主体性のある行動です。
社会から「筋トレしなさい」と唆されたわけでもないのに、自ら筋トレというきつい行為を選んで実行する。
主体的である以外の何者でもありません。
主体性がある人になるには、1日の予定を朝から夜寝るまで全て自分で決めて行動することです。
その日1日の予定すら決めていない人が世の中ほとんどです。
予定を決めないということは、社会の発する無限の選択肢・刺激に反応して動くということ。
めちゃくちゃストレスだと思いませんか?

あてもなく100円均一の店に入った日のことを想像してみてください。
商品が多すぎて、しかもどれも買える値段なので、あたかも全てが自分にとって必要そうなものに見えてしまいます。
でも、冷静になって考えてみて下さい。
必要そうなもの=なくても困らないもの、です。
この、必要そうに思えるものが、今の社会には溢れています。
AIや動画編集、プログラミング、ライティング、簿記、英語...
YouTubeなどで無料で学習できるからこそ、どれも身につけて損はなさそうに思えます。
でも、そのどれに対してもイエスと言うことは、何も選んでいないのと同じです。
満遍なく上辺のスキルを身につけて、あなたは何歳でお金を稼ぐつもりですか?
逆に使える選択肢(資格やスキル)が多くなることで、ますます人生のやりたいことがわからない...ってなりそうじゃないですか?

つまり主体性がないと選択肢を絞れないので、いつまで経っても「本当にやりたいことが見つからない」自分が完成します。
100円均一の店内でずっとどれにしようか迷っているようなものです。
そうして人生ごと投げ出し、手軽な快楽を与えてくれるSNSやゲームに浸るんです。
まず、守れるかどうかは別として、1日の行動を前日の夜に立ててみて下さい。
その際に大事なのが、「やりたいこと」を「やるべきこと」の前にやる、ということです。
直前の試験勉強や仕事上必要な学習などの「やるべきこと」は、強制力があるので、多少疲れていてもやる事ができます。
でも、ギター練習や読書など趣味に近い「やりたいこと」は、生活の上での優先順位が低いので、放っておくと先延ばししがちです。
仕事が始まる前に「やりたいこと」を済ませておくのが効果的

ここでポイントなのが、一般的に主体性がないと思われる行動も、ルールを決めてその時間に楽しむ分には、主体性があるといえます。
例えば、「この時間はSNSを見てもいい」や「ブロブを1記事書き終わったらご褒美にジャンクフードを食べてもいい」とあらかじめ決めておくことですね。
ようは、自分で決めて、その通りに行動する事そのものが重要なんです。
④時間感覚がない

時間感覚に乏しいと誘惑に負けやすくなるのは、皆さんもイメージしやすいと思います。
わかりやすいのが、ひきこもりや無職。
ひきこもりや無職になると、1日の大部分の時間を自分のために使えます。
にも関わらず、時間を有効に使えたと感じる人はほぼいないでしょう。
大抵は家でダラダラしてしまい、アニメを一気見したり芸能人のスクープを追いかけたりします。
人間とは不思議なもので、ストレスゼロの状態でも抑うつ気味になったりして、精神科に罹るなどします。
または、その場しのぎの金策として、アルバイトや派遣で時間をお金に換える人もいます。
そのような人が悪いと言いたいわけではありません。
ただ、時間感覚がない悪循環にハマっている危険性は認識しておくべきです。
研究によると、TikTokなどのソーシャルメディアを使っている際は、人に本来備わっている時間感覚がゆがんでいる可能性がある、と指摘されています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0747563223003606?via%3Dihub
簡単に結論づけると、時間を無駄にしていることに気づかなくなります。
時間を無駄にしている感覚がないからこそ、罪悪感なくスマホを触り続けてしまう。
その状態で30歳、40歳、50歳...と歳を重ねて、気づいたら後悔するのは目に見えています。
また複数の動物研究で、ドーパミンが体感時間に影響を与えると判明しています。
- 楽しい→ドーパミンが多く放出→体感時間が短くなる
- つまらない→ドーパミンの放出が少ない→体感時間が長くなる
このことから何が言えるかというと、人生に退屈している人ほど、ドーパミンに依存した行動をとりやすくなる、ということです。
やることがない人ほど、休日は家でだらだらコンテンツを消費して過ごす傾向にあります。
反対に仕事が充実している人ほど、休日を趣味やレジャーなど生産的に過ごしているイメージがあります。
これは、時間感覚を意識しているかどうかの違いだと思います。
ずっと休みの人は毎日に波がなく、曜日の感覚も曖昧です。
時間に区切りや起伏がないからこそ、現状を変化させようという気概すら起きません。
反対に、日常にオンとオフがあるとメリハリが出て、締め切りを意識した生活に自然となります。
やはり1日のスケジュール作りが大事という事ですね。
時間感覚の罠に陥っていないか、一度振り返ってみて下さい。
⑤お金がない

最後に、⑤お金がない、に関して。

お金がない=ドーパミン中毒になりやすい、ってどういうこと?
と疑問を持たれた方も多いと思います。
結論から述べると、その場の快楽を優先するドーパミン中毒者とお金持ちとは、真逆の立ち位置にあります。
スタンフォード大学の心理学者、ウォルター・ミシェルが行った研究によると、お金持ちになりやすい人の条件として、「長期的な視点で考える人」と「将来のために今を我慢する人」の2つが挙げられています。
お金や時間がないとき、人は目の前の欲求に対して近視眼的な反応をする可能性が高くなります。
お金がない人に限ってコンビニでスイーツを買ったり、お得なキャンペーン商品にハマったりする。
お金の心配やストレスは脳の処理能力を低下させ、判断力や自制心を鈍らせます。
アンファー株式会社の調査によると、高年収の人の方が寝る前にスマホを触る割合が低いことがわかっており、健康的な生活習慣を心掛けています。以下の表は、調査結果をデータにまとめたものです。

また別の研究では、ストレスを感じている人ほど、ブランド品の購入や休日のショッピングに時間をかける傾向があるそうです。さらに買い物は、一時的にストレスホルモンのレベルを下げることも分かっています。
お金がないストレス→思考力低下→(お金がないのに)買い物で発散→お金がなくなる
最悪な悪循環ですね...

貧すれば鈍するとは、まさにこのこと。
「仕事で忙しいのに無性に買い物したくなる」とか「無料のコンテンツばかり見て時間を過ごしている」人は、思考力が落ちて無自覚にドーパミン中毒に陥っていないか、今一度我に返ってみることをおすすめします。
まとめ
それでは最後に要点をまとめておきます。
あなたがドーパミン中毒から抜け出せない本質的理由TOP5
- 知識がない→決断をミスる、理性より本能で行動する
- 目標がない→どうでもいいことに時間を浪費する
- 主体性がない→周りの刺激に流される
- 時間感覚がない→生活がだらけてしまう
- お金がない→シンプルに頭が悪くなる
でした。
まずは自分の1日のスケジュールを作るところから始めてみて下さい!
